株式会社保育のデザイン研究所 研修企画部 上席研究員 川辺 尚子さん

笑顔でインタビューに応じる女性スタッフのバストアップ写真
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Q:最初に、中里先生に研修を依頼しようと思ったきっかけは何でしたか?

会社を立ち上げたのが今から9年前になるんですが、そのときから「保育の専門性に加えて、コミュニケーションの研修は欠かせない」という思いがありました。

どれだけ保育について学んでも、職員同士でそれをどう共有して、チームとして実践に移していけるかが、現場では本当に重要なんですよね。関係性の土台が整っていないと、いい学びもそのままで終わってしまいますから。

実際に法人の方から研修の依頼をいただくときも、「職員間のコミュニケーションがうまくいかなくて、クラス運営が難しい」といった声をよくお聞きしていました。

そんななかで、うちの代表が迷いなく言ったんです。

「コミュニケーションの研修をお願いするなら、中里さんしかいない」って。

実は代表は、中里さんが以前、企業の人事部でご活躍されていたときからご縁があって、現場の保育士さんたちの声に耳を傾け、誠実に対応されていた姿をよく知っていたんです。

私自身も強く感じていました。中里さんの研修と、私たちが提供する保育の研修は、まさにセットで届けたいものだと。

中里さんは、私たちのことも深く理解してくださっていましたし、一緒にタッグを組めたことは、本当に大きな意味がありました。

Q:外部の講師に研修を依頼する際、どんなことを求めていますか?

一番大事にしているのは、受講される方に対して高圧的でないことですね。

保育の現場で働く皆さんって、本当に一人ひとりが日々一生懸命なんです。だからこそ、その気持ちに寄り添える講師かどうかという点は、外部の方にお願いするうえでとても大きな判断基準になります。

特にマネジメント系の研修では、どうしても「オフィス向け」の話し方になってしまうケースが少なくなくて。

そうなると、現場で働いている方たちにとっては、言葉が届かないんですよね。

その点で言うと、中里さんは本当に別格です。

やはり、保育の現場をずっと支えてこられた方なんだなと、関わるたびに感じますし、どの言葉もちゃんと現場に根ざしているんです。

保育の業界のことをある程度でも理解されているというのは、思っている以上に大きな意味があると思っています。

Q:中里先生の研修や支援を継続して依頼している理由は何だと思いますか?

もう本当に、現場の反応がすごくいいんです。

一度中里先生に入っていただいた園さんからは、「もう一度お願いしたいです」「今度は回数を増やせませんか?」といったご依頼をいただくことが本当に多くて。

創業当初から関わらせていただいている法人さんのほとんどが、そうしたポジティブな反応をくださっているんです。

だから私たちとしても、「これは手応えがある」と強く感じましたし、継続してお願いしようという気持ちに自然になっていきました。

また、中里先生の研修を受けた後、その園さんが「今後はコミュニケーションの研修だけを続けたい」とおっしゃることもあるんですね。

それは、関係性さえ整えば、自分たちで学びを実践していけるという自信の表れでもあると、私は受け止めています。

さらに、ある程度の人数が研修を受けたあとに、「この内容を、まだ受けていない職員にも伝えてほしい」と園側からリクエストが来ることもあります。

「自分たちで伝えるのは難しいから、先生にお願いしたい」という声ですね。

これは内容そのものだけではなくて、中里先生の話し方や伝え方によって、聞く人の心の動き方が変わるということなのだと思います。

そういった意味でも、私たちが継続してお願いしたいと思うのは、成果が確実に現れると信頼できるから。

それに尽きると思います。

Q:研修や支援を受けた方々に、どのような変化が見られましたか?

そうですね……。本当にいろいろな変化があります。

正直、一人ひとりの変化を数字で測るのは難しいのですが、それでも「また今年もお願いしたい」とおっしゃる法人さんが多いこと自体が、何よりの証だと思っています。

実感として、現場にしっかりとした影響が残っているのは間違いありません。

たとえば、以前中里さんが研修でお話されていた「言葉のキャッチボール」や「整理して話す」といった視点。

それを、私たちの保育研修の中に取り入れてみたところ、参加者の口調や話し方に明らかな変化が見られたんです。

1回目の研修から2回目にかけて、話す前に少し考えるような“間”が生まれていたり、言葉の選び方が変わっていたりして。

職場の中に、ちゃんと“意識の変化”が育っているんだと感じました。

そして実は、何よりも私たち自身、提供する側の人間にも大きな変化があるんです。

私たち、保育のデザイン研究所の研究員は、中里さんの研修を後ろから見たり、動画で観たりしながら、間接的にずっと受講してきているんですね。

特に私は、研修先でよく「先生って絶対に否定しないですよね」と言われることがあって。

そう言っていただけるのは、私自身が、相手の言葉をそのまま受け止めよう、丁寧に拾おうと意識しているからなのかなと思います。

その心のあり方って、やっぱり中里さんの研修から学んだことが大きいんです。

“この人はどう感じているのかな”という視点や、相手への敬意を忘れない姿勢。

それを見てきたからこそ、自分の中にもそういう余裕が生まれてきたと感じています。

また、私たちは不安なことがあると「あの講座、もう一回観よう」と、中里さんの講義動画を見直すことがあるんですよ。

on-line研修(※弊社サービス)のなかにも中里さんの講座をいくつも収録していますが、あれが私たちにとってのセルフケアにもなっているんです。

最後にもうひとつ、大事なことがあります。

中里さんって、“立派な講師”というよりも、一人の人として、目の前の人とちゃんと関わろうとされる方なんですね。

誰かの力になりたい、一緒に考えたい、共に変わっていきたい。

そういうあり方を、私たちはずっとそばで見せていただいてきた。

それが、何よりも大きな影響だったように思います。

Q:最後に、ウェブサイトをご覧になる方に伝えたいことがあれば、自由にお願いします。

まあとにかくひと言「ちょっと悩んでるんですけど」と言ってみてください!

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