浦安市学童保育施設 施設長 植村 あき子様

木目調の壁を背景に話す女性チームリーダーの上半身写真
目次

Q:これまで中里先生のどんな研修を受けてきましたか?

本当にいろんな研修を受けさせてもらってきました。

中でも印象に残っているのは、対人コミュニケーションに関する研修ですね。

アンガーマネジメントやアサーティブ・コミュニケーションといった、人との関係づくりの土台になるような内容を学ぶ機会が多かったです。

私自身が施設長という立場で受けることが多かったので、人間関係の構築とか、関わり方の工夫がテーマになっている内容には、すごく共感するものがありました。

それから、研修講師としての研修の組み立て方や伝え方についても、中里先生から教わりました。

自分が学ぶ側だけじゃなくて、伝える側としてどう考えるか――これはとても大きな学びでした。

そしてもうひとつ、傾聴技術の研修。

あれも本当に深かったですね。相手の話を「ただ聞く」じゃなくて、「どう聴くか」。

現場でも日々使えるスキルとして、とても役立っています。

Q:研修を受けるまでに、どんな課題を感じていましたか?

いちばん悩んでいたのは、注意や指摘をどう伝えるかっていうところでしたね。

理念に沿って運営しているつもりでも、そこから少しそれた行動をする職員がいたときに、どう言えばちゃんと伝わるのか、すごく迷っていました。

学童保育って、実はチームがすごく多様なんですよ。

保育士もいれば、元・教員の方や、まったく違う業界から来られた方もいて、ほんとにごちゃまぜチームなんです。

新卒で入ってきた方は、保育の勉強をして資格も持っていて、いわゆる“保育の言語”が通じるんですけど、別のキャリアを持って入ってきた方に、どう合わせていくか、どうまとめていくかがずっと私の課題でした。

だからもう、中里先生の研修に出会ったときは…

ほんとに「藁にもすがる思い」でしたよ(笑)!

もうこの状況、なんとかしたい!っていう気持ちでいっぱいでした。

Q:研修で学んだことを、どのように活かしてきましたか?

いちばん活かしてきたのは、やっぱり職員とのコミュニケーションですね。

特に施設長という立場で、「こういうふうにやっていきましょう」と伝えるとき、その言い方や伝え方が変わったと思います。

学ぶ前は、どうしても「なんでわかってくれないんだろう」っていう気持ちが強くて…。

自分が正しい、これが“保育のセオリー”だと思っているのに、なんで伝わらないの?っていうジレンマがありました。

でも、学童保育っていろんな経歴を持った人が集まっているんですよね。

教員だった人もいれば、会社員をされていた方もいて、それぞれの“当たり前”が違う。

その中で、「どうチームとしてまとまっていくか」「そのために自分はどう関わっていくか」っていう、自分の役割の持ち方を、中里先生の研修から学ばせてもらったんだと思います。

伝え方ひとつで、相手の受け取り方も変わる。

だからこそ、押しつけるんじゃなくて、伝わる工夫をしていくことが大切だって、今はすごく感じています。

Q:実際に受講して、どんな変化がありましたか?

まず大きかったのは、傾聴技術を学んだときですね。

「受け止めること」と「受け入れること」は違うっていう、あの話が本当に印象的でした。

学ぶ前は、「この人はきっとこういうことで困ってるんでしょ」って、話の途中で勝手に判断してしまうことが多かったんです。

でも研修を通して、「ああ、この人はこういうふうに感じているんだな」と、フラットに受けとめる力がついてきたと思います。

それによって、自分の思い込みにも気づけるようになったし、今でも「あ、また答えを急いじゃってるな」って自覚することができるようになりました(笑)。

最近では、そういう自分の傾向を先に相手に伝えておいて、「ちょっとストップって言ってね」なんて言えるようにもなりましたよ。

あと、アサーティブ・コミュニケーションを学んだこともすごく大きいです。

昔は「傷つけちゃいけないから…」って、言いたいことを遠回しに伝えて、でも全然伝わってなかったことが多かったんです(笑)。

でも中里先生の研修で、「相手の存在を尊重しながら、行動だけに焦点をあてて伝える」っていう方法を知って、自分の中のマインドの整え方がわかってきました。

もちろん今でも全部を上手に言えるわけじゃないけど、そういう伝え方を知ったことで、言うことの“負荷”が減った感じがありますね。

さらに、講師としてのスキルアップの研修も、私にとってはとても役に立ちました。

それまで、自分の話し方や研修の組み立て方に、ちょっと自信が持ててなかったんです。

でも中里先生の研修で「問いを持つ」っていうキーワードに出会ってから、研修の目的やゴールを深く考えるようになりました。

実際にデモ講義を見てもらって、フィードバックを受けたことで気づくこともたくさんありましたし、

最近では、新任の施設長向けに講師をすることもあって、

「今日のポイントはこの3つです」って絞って話すことで、ぐっとわかりやすさが増したと感じています。

Q:中里先生の雰囲気や進行はどんな印象でしたか?

一貫して感じているのは、とにかく話しやすいということです。

研修中も構えずに話せる空気を作ってくださるので、どんな質問でも安心して聞けるんですよね。

それに、講義の進め方もすごく聞きやすいんです。声のトーンや言葉の選び方も心地よくて、自然に頭に入ってくるというか。

あとやっぱり、質問への返しが的確で、すごく分かりやすい。

聞いていて「そういうことだったのか!」って納得できるし、自分の中でスッと整理できる感覚があるんです。

Q:自分のケアという観点で、役に立ったことはありますか?

中里先生からいただいた「わたしはここ、役割はそこ」という言葉が、私にとってはものすごく大きかったですね。

自分自身と自分の“役割”を分けて考える、という意味で、すごくマインドが整ったんです。

たとえば、誰かから否定的な意見をもらったとき、以前の私は「私がダメなんだ」と捉えて落ち込んでいたんです。でもこの言葉を知ってからは、「これは役割に対しての指摘なんだ」と建設的に捉えられるようになって。

すると、「じゃあ、どう改善していこうか」と冷静に考えられるようになるんです。

自分が否定されたわけじゃないと思えると、立ち直るのにも時間がかからない(笑)

「私はこの施設の施設長としての役割を果たすために、いま言ってもらえた」と思えると、他の方たちの声なき声にも応えられる気がして、感謝すら湧いてくるんですよね。

この言葉は本当にセルフケアになるキーワードですし、私は若い職員たちにもよく紹介しています。

何度か伝えているうちに、ぴんときた子が、自分の口からこのフレーズを言ってくれるようになったときは、嬉しかったですね。

年上の職員との関わりで悩んだときなんかにも、役に立っているようです。

Q:中里先生って、どんな人?って聞かれたら、何と答えますか?

うーん、一言で言うなら、冷静で、リサーチ力のある人ですね。

私たち現場の女性陣って、ついリクエストがざっくりしがちで(笑)、言葉も感覚的になってしまうんです。でも中里先生は、そういった言葉の背景から「本当のニーズ」を的確に汲み取ってくれるんですよね。

こちらが「こういうことが困っているんです」と言わなくても、「それってこういうことですよね?」って返してくれて、あ、伝わってる!って思えるんです。

そして、いつでも同じスタンスで接してくださるので、すごく安心感があります。

どんな年代の人にも、それぞれに合ったかたちで対応してくださるんです。若い職員でも、ベテランでも、ちゃんと届くように伝えてくださる。

そういう意味でも、講師としてだけじゃなく、人として信頼できる方だと思っています。

Q:最後に、ウェブサイトを見てまだ迷っている人に、一押しする言葉をお願いします。

そうですね……いろんな講師がいらっしゃるとは思いますが、中里先生は、すごく客観的に現状を見てくださる方です。

そして何より、本当に“話を聴いてくださっている”って感じられるんですよ。

研修の内容も、難しい言葉じゃなくて、すっと腑に落ちるような「わかりやすい言葉」で伝えてくださるので、理解もしやすいです。

なので、まずは漠然とした状態でかまいませんから、一度「相談してみてください」とお伝えしたいです。

あと、「私はもうわかってる」と思っている人にも、ぜひ一度受けてみてほしい。

そういう方にもきっと、「ああ、こういう言葉でも表せるんだな」って、別の角度から自分の理解を再確認できる場になると思いますよ。

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