柿生ルミナス保育園 施設長 中井 仁美さん

ピンクのエプロンで笑顔を見せる保育士の女性
目次

Q:コミュニケーション研修を受ける前にどんな課題がありましたか?

はい、人と話すのはもともと好きな方で、誰とでもそつなく話せるタイプではあったんです。

でも、実は2つ課題を感じていました。

1つ目は、「本当はこう言いたかったんだけど…」という思いがうまく伝わらず、誤解が生じてしまうことが多かったことです。

「そういうつもりで言ったんじゃないんだけどな…」って、あとで思うことが結構あって。

それがなぜ起きるのか、自分ではうまく分からなかったんですよね。

そしてもう1つは「聴く力」です。

相手の気持ちを引き出すのが、得意ではなかったと思います。

相手がどこまで話したいのか、どんなふうに聴けば安心してもらえるのか…

そういう“聴く”ということの奥深さに、まだ触れられていなかった時期でした。

Q:研修の進め方や雰囲気はどんな印象でしたか?

はい、まず感じたのは「話しやすさ」ですね。

研修の場自体が、とても安心できる空気で、話すことに対してのハードルが低くなっていった気がします。

私が受講したときは、保育士だけでなく、栄養士さんも一緒で、職種によってそれぞれの立場や環境が違っていたんですけど、

同じような年代の人がいたこともあって、自然と共感し合える場面も多かったです。

最初は正直、「どんな研修なんだろう?」という緊張もありましたし、

ロールプレイにはちょっと苦手意識もあって、「ちゃんとできないといけないのかな…」と身構えていました。

でも、中里先生と話していく中で、私が話した内容をすごく丁寧に受け止めてくださって、

言葉がうまくまとまっていなくても、「こういうことですよね?」って返してもらえたときに、

「あ、ここではそのままの自分でいていいんだな」って、すごく安心感を覚えました。

Q:研修を受けたことで、ご自身にどんな考え方や行動に変化がありましたか?

はい、私は中里先生のコミュニケーション研修を受けてから、自分の関わり方がすごく大きく変わったなって思っていて、

正直、「もっと早く受けたかったなあ」って思うくらいです(笑)。

それまでは、自分の気持ちをオブラートに包みすぎていたというか…。

相手にちゃんと伝わっていなかったんだなって、あとから気づいたんです。

相手の気持ちとか、「こう思われたらどうしよう」って考えすぎて、

結果として、「じゃあ私の気持ちは言わないでおこう」って、引いてしまってたところがありました。

でも研修で学んだのは、相手の気持ちを考えながらも、自分の気持ちもちゃんと伝えるってこと。

それは乱暴に言うんじゃなくて、「私はこう感じた」とか、「残念に思ってる」とか、

気持ちを含めて伝えることができれば、むしろ距離が近くなったような感覚があって。

最近では、相手から「そういう考えだったんですね」って言ってもらえることも多くなって、

ちゃんと伝わったんだな、納得してくれたんだな、って実感することも増えました。

もちろん、まだまだですけど(笑)、でも伝えたいことが伝わって、

相手にもちゃんと考えてもらえているっていう手応えが出てきました。

特に職員との面談の中では、それを強く感じています。

面談って、どうしても「こうしたほうがいいよ」って伝えなきゃいけないこともあるんですけど、

それを「言わない」と決めたときには、それは私が容認したってことになるんだ、

っていう言葉を研修で聞いたときは、本当にズンときました。

それ以来、「これは私のためじゃなくて、相手のために伝えるんだ」っていう意識が強くなりましたね。

その考え方が、自分の中で大きく支えになっています。

Q:研修内容で、特に印象に残っていること、心に残っている言葉は?

そうですね、一番印象に残っているのは「感じてOK」というキーワードです。

実は研修を受ける前から、先輩職員がよく言っていたんですよね、「感じてOKって、中里先生が言ってたよ」って。

でもそのときは、正直「どういう意味なんだろう?」ってピンと来ていなくて。

ただ、研修でその言葉の背景や意味をしっかりと学んでからは、すごく納得できたというか…。

私は、自分の気持ちを表現しちゃいけないって、どこかで思い込んでいたところがあったんです。

でも「感じてOK」っていう言葉を知ってからは、「あ、いまドッカン!ってなりそう(笑)」とか、

「あ、私、怒ってるな」って、自分の中でちゃんと気づけるようになったんですよね。

本当に、このコミュニケーション研修を受けてよかったなって思っています。

それくらい、自分の中の「コミュニケーション感」みたいなものが変わりました。

特に、施設長になってからは、さらに意識するようになりましたね。

園全体のこと、保護者のこと、職員のこと…いろんな立場の人を考えながら、

慎重にコミュニケーションを取らなきゃいけない場面も増えました。

でも、今こうして施設長という役割を担えているのも、

中里先生の研修で、いろんな関わり方を学んで、実践してきた積み重ねがあったからだなって思います。

以前だったら、きっと「伝えるの、やっぱりやめておこうかな…」ってあきらめていたような場面でも、

今は事前にノートに自分の考えを書いて整理してから、ちゃんと相手と向き合うようになっています。

そして、何よりありがたいなと思うのは、

会社がこのコミュニケーション研修を、入社のときだけじゃなくて、何度も繰り返し機会をつくってくださっていることです。

本当に感謝しています。

Q:そのほかにも、順番に全員が受講していることの効果はありますか?

はい、ありますね。

やっぱり、みんなが同じ研修を受けていることで、「研修のことを気づかせてあげるアプローチ」が取りやすくなっていると思います。

たとえば、職員が何かコミュニケーションのことで悩んで相談に来たときに、

「中里先生の研修で、こういう言葉、出てこなかった?」って声をかけることができるんですよ。

そのときに、「ああ、そうでした!」って、本人の中で腑に落ちることも多くて。

あとは、「私もこういうふうに伝えているんだよね」とか、

自分の実践も交えて話ができるので、それがまた伝わりやすいのかなと感じます。

それと、対子ども、対保護者との関わりの中で、どうしても認識のズレが出てくることってありますよね。

そういうときも、「こういう考え方をしてみてもいいかもね」って、研修の資料なんかを参考にしながらアドバイスすると、

職員から「あ、それ研修で聞きましたよ」っていう反応が返ってくることがあるんです。

そうやって、研修の学びと現場での実践がリンクする場面が出てくるのは、

全員が順番に受講しているからこそだなって思いますし、

私たち自身が毎年復習の研修を受け続けていることも、すごく大事だと感じています。

Q:講師としての中里先生はどんな人に見えていますか?

うーん…そうですね、

なんというか、すべてを受け止めてくれるような…安心感のかたまり、という感じです(笑)。

本当に、いろんな感情をちゃんと受け止めて、消化しながら聴いてくださってるなって思います。

こちらの気持ちを、しっかり受け止めてくれてるなあ、っていうのは、話していてすごく感じます。

本当に話しやすくて、安心感があって…。

「ちゃんと聴いてくれている」っていうのが、見えるんですよね。

そういう姿勢があるからこそ、こちらも安心して話せるんだと思います。

Q:最後に、ウェブサイトを見ている人に一言かけるとしたら?

はい。

私はコミュニケーション研修を受けて、自分の価値観とか考え方が、すごく大きく変わりました。

もし今、なんかうまくいかないなって思っていることがあるなら、

すぐに中里先生の研修を受けたほうがいいと思います。

迷っているより、行動かなって。

自分自身のためにも、そして周りにいる人のためにも。

ぜひ早くこの研修を受けて、たくさんのヒントを得てもらいたいです。

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