保育士の人間関係がしんどいと感じたとき、いまからすぐにできること(2)

困った表情で互いに相談する保育士の女性二人
目次

まずは基本的なストロークを大切にしよう

前回の記事では、

基本的なストロークの見直しについて書きました。

まずはそれを継続しましょう。

相手が思った通りに関わってくれなくても。

あなたが在りたいあなたで居続けましょう。

セルフトーク(頭の中のおしゃべり)を外に出す方法

「なんであんな態度なんだろう…」

「あの言い方、今も頭から離れない」

保育の現場で感じる人間関係のストレスは、

仕事そのものよりもずっと心を重くさせることがあります。

それは、「相手の言動」よりも、

「それを繰り返し考え続けてしまう自分の頭の中」が原因かもしれません。

セルフトークとは?保育士にとっての“見えないストレス源”

セルフトークとは、「頭の中でつぶやいている言葉」のことです。

誰にも聞かれていないけれど、

自分の中では一日中しゃべり続けている――そんな感覚、ありませんか?

  • あの人にこう思われたんじゃないか…
  • また無視された気がする
  • なんで私だけ雑な扱いなの?

こうした言葉が頭の中をぐるぐる回っていると、

ストレスはどんどん大きくなります。

これを外に出して解放することで、 驚くほど心が軽くなります。

【選択肢①】文字にする:本音を書き出すワーク

誰にも見せなくていいので、

自分の本音を思い切り書き出してみましょう。

紙でもスマホでもOK。以下のように自由に書いてみてください。

「なんであんな言い方されなきゃいけないの?」

「私はちゃんとやってるのに」

「あの人とはもう関わりたくない!」

きれいな言葉に整える必要はありません。

むしろ、“毒を吐く”くらいの勢いで書いた方が、

心のデトックスになります

【選択肢②】声に出す:誰もいない場所でつぶやく

文字にするのが好きでない方は、

「声に出す」方法がおすすめです。

お風呂で

車の中で

カラオケや一人の時間に

小さな声でも構いません。

自分の中のモヤモヤを“言葉”にして出すだけで、

脳の中のループが止まり、気持ちが整理されていきます。

【選択肢③】動きと一緒に吐き出す

ジョギングやストレッチなど、

体を動かしている最中にセルフトークを解放する方法も効果的です。

走りながら、歩きながら、

呼吸に合わせて「モヤモヤ」を外へ出してみましょう。

「はあ〜、あの人苦手なんだよな」

「はあ〜、今日も疲れた…もう関わりたくないよな」

そうやって、自分の中の“感情”を、体ごとリリースしていく感覚です。

セルフトークの解放が、感情コントロール力を高める

このように「自分の中にある本音を安全に解放すること」は、

単なるストレス対処ではありません。

実は、感情知能(EQ)を高め、

自分の感情に気づき、うまく扱える力を育てるトレーニングにもなります。

・自分を俯瞰できるようになる

・感情に巻き込まれにくくなる

・相手の感情も冷静に受け止められる

こうした変化が、保育の現場での柔軟性や対応力を支えてくれるようになります。

しんどいときこそ、自分の声を聴いてあげよう

人間関係に悩んでいるとき、

私たちはつい「相手を変えよう」としてしまいます。

でも本当に変えられるのは、自分の内側。

まずは、自分の声に耳を傾けて、丁寧に出してあげることが大切です。

今日からできるセルフトークの解放ワーク。

ぜひあなたのペースで始めてみてくださいね。

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