保育士の中には「コミュニケーションが苦手」と感じる人が多い
安心してください。
「コミュニケーションが苦手」と話す保育士さんは、決して少なくありません。
ご自分の中で、そう感じる瞬間が確かにあり、 周囲と比べて、「ちゃんとできていない」と思うケースが多いようです。
・言いたいことはあるけど、うまく言葉が出てこない
・精一杯伝えたつもりが、誤解を与えてしまった
・黙っているだけなのに、冷たそうに見られてしまう
主に大人同士のコミュニケーションの中で、
こうした体験をしているうちに、
「私はコミュニケーションが苦手」という 自己認識が出来上がってきたのでしょう。
まず“比べる基準”を変えてみよう
なによりも大切なこと。
まずはそんな自分を責めないでください。
人が自分を責めるときは、だいたい「他人と比べたとき」ではないでしょうか。
ここで、「他人と比べてどうか?」という基準を手放し、
「昨日の自分と比べてどうか?」という基準に置き替える練習ができます。
今働いているチームに初めてきた日より、
なにか1つでも、少しでも、
前よりは「表現できるように」なっているはずです。
そして、もともとのご自分の性格や気質を、
いったん「そのままでOK」にします。 ×ではなく、○にして、スタート地点に立ちましょう。
コミュニケーションが苦手な方へ→おすすめの最初の一歩
そのうえで、お勧めの「最初の1歩」があります。
それは、「反応を示す」ことです。
自分が意見を言わなくてもOKです。
自分から話しかけなくてもOKです。
まずは、周囲からの発信に対して、
目を合わせる、小さくうなずく、「ああ~」と声にしてみる、ニコッと笑うなど、
「受け止めましたよ」というサインを出すこと。
ここから練習してはいかがでしょうか。
人はコミュニケーションにおいて、
「無反応」に不安を感じるものです。
あなたが「反応を示す」ことで、相手に「安心感」を与えることができます。
小さな〇(まる)を自分に与えて、自信につなげる
そして自分が行動を取ることができたら、
新しい「○」をつけましょう。
昨日より、少し、表現することが出来てきたな、と。 小さなことの積み重ねが、少しずつ自信をもたらしてくれますよ。
小さな一歩を踏み出したあなたを、私は心から応援しています。
他にも「人間関係」や「気持ちの整理」に役立つ記事を、今後少しずつ書いていきますね。