保育士の人間関係がしんどいと感じたとき、いまからすぐにできること(1)

自宅でスマートフォンを確認する介護スタッフの女性
目次

保育士の人間関係に悩んだとき、まず知っておきたい思考のクセ

特定の職員との関係がしんどいと感じている保育士さんに沢山出会います。

なにか嫌な感じのやりとりがあったことがきっかけで。

・あのときなんであんな態度だったの?

・またあんな風にされたくない

こんな考えが頭をぐるぐる回って、止められないことがありますよね。

人の思考は常に「過去」か「未来」に向かっています。

そう思いませんか?

・【過去】あのときなんであんな態度だったの?

・【未来】またあんな風にされたくない

過去を悔やみ、未来を心配するもの。

それが苦しいときには、

まず「人間とはそういうもの」と捉えてみてください。

あなたのせいではありません。

あなた個人の未熟さではないのです。

過去を悔やみ、未来を心配する。 そういう「思考の仕組み」を、わたしたち全員がもっているんだと。

しんどい職場の人間関係と向き合う朝、何を意識すればいい?

さあ、そんな状態の中で、

明日も出勤すれば、気になる相手と関わることになりますね。

ドキドキ、緊張、不安を感じながら、 いったい何を意識して関わればよいのでしょうか?

保育士が今すぐできる!人間関係を整える「基本のストローク」見直し法

最初の1歩は、

「基本的ストローク」の見直しです。

保育園での仕事中に、

あなたから出ている働きかけを「ストローク」と呼びます。

あなたから出ているストロークを見て、

周囲はあなたに対する印象を決めています。

そこで世代や立場や職種を問わず、

職場の人間関係において当たり前とされている4つのことがあります。 それは「挨拶、笑顔、感謝、お詫び」です。

職場のしんどい相手にこそ、ストロークの質が問われる理由

これら4つのストロークの質が、

知らぬ間に下がってしまっていませんか?

特にしんどいと感じている相手に。

挨拶が小さくなったり、笑顔が少なくなったり。

ありがとうを言わなくなったり、ごめんなさいを省略したり。

もちろん、そうなるのも無理はありません。

むしろ、自然な反応ではないでしょうか。 そのうえで、あえて見直してみる価値があります。

人間関係に巻き込まれないために、保育士が意識したい対応力

相手からすれば、

あなたから出ているストロークで、

あなたの印象を決めるわけですから。

たとえ、相手のストロークが感じ悪くても。

たとえ、相手が冷たい態度でも。

巻き込まれ過ぎないために、

「同じ土俵に上がらない」ことが大切です。

あなたが出しているストローク。

「挨拶、笑顔、感謝、お詫び」。

ここをいまより良質なものに高めていきましょう。

無理やりに、とは言いません。

100点でなくてもOKです。 70点くらいを合格点として、変えられる範囲で変えてみましょう。

人間関係のストレスを軽くする、“自分にOK”習慣

そして、今日1日、実践できたら、自分に「OK」を出します。

自己承認をするのです。

基本的ストロークの見直し。

まずは明日から3日間、続けてみてください。 少しずつ、「何とかなる」という感覚が増えていくことでしょう。

グルグル思考より“できる行動”を。しんどさに負けない毎日を応援します

思考は過去と未来にこだわって、

いろいろと否定的なおしゃべりをしてきますが、

「いまできる行動」のほうが、よほど力強いはずですから。

しんどい相手がいる中で、

今日も保育園に向かうあなたにエールを送ります。

さらにこの他にも、まだできることがあります。

このコラムで、少しずつ紹介していきますので、 良かったらまた読んでみてくださいね。

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