まずは基本的なストロークを大切にしよう
前回の記事では、
基本的なストロークの見直しについて書きました。
まずはそれを継続しましょう。
相手が思った通りに関わってくれなくても。
あなたが在りたいあなたで居続けましょう。
セルフトーク(頭の中のおしゃべり)を外に出す方法
「なんであんな態度なんだろう…」
「あの言い方、今も頭から離れない」
保育の現場で感じる人間関係のストレスは、
仕事そのものよりもずっと心を重くさせることがあります。
それは、「相手の言動」よりも、
「それを繰り返し考え続けてしまう自分の頭の中」が原因かもしれません。
セルフトークとは?保育士にとっての“見えないストレス源”
セルフトークとは、「頭の中でつぶやいている言葉」のことです。
誰にも聞かれていないけれど、
自分の中では一日中しゃべり続けている――そんな感覚、ありませんか?
- あの人にこう思われたんじゃないか…
- また無視された気がする
- なんで私だけ雑な扱いなの?
こうした言葉が頭の中をぐるぐる回っていると、
ストレスはどんどん大きくなります。
これを外に出して解放することで、 驚くほど心が軽くなります。
【選択肢①】文字にする:本音を書き出すワーク
誰にも見せなくていいので、
自分の本音を思い切り書き出してみましょう。
紙でもスマホでもOK。以下のように自由に書いてみてください。
「なんであんな言い方されなきゃいけないの?」
「私はちゃんとやってるのに」
「あの人とはもう関わりたくない!」
きれいな言葉に整える必要はありません。
むしろ、“毒を吐く”くらいの勢いで書いた方が、
心のデトックスになります
【選択肢②】声に出す:誰もいない場所でつぶやく
文字にするのが好きでない方は、
「声に出す」方法がおすすめです。
お風呂で
車の中で
カラオケや一人の時間に
小さな声でも構いません。
自分の中のモヤモヤを“言葉”にして出すだけで、
脳の中のループが止まり、気持ちが整理されていきます。
【選択肢③】動きと一緒に吐き出す
ジョギングやストレッチなど、
体を動かしている最中にセルフトークを解放する方法も効果的です。
走りながら、歩きながら、
呼吸に合わせて「モヤモヤ」を外へ出してみましょう。
「はあ〜、あの人苦手なんだよな」
「はあ〜、今日も疲れた…もう関わりたくないよな」
そうやって、自分の中の“感情”を、体ごとリリースしていく感覚です。
セルフトークの解放が、感情コントロール力を高める
このように「自分の中にある本音を安全に解放すること」は、
単なるストレス対処ではありません。
実は、感情知能(EQ)を高め、
自分の感情に気づき、うまく扱える力を育てるトレーニングにもなります。
・自分を俯瞰できるようになる
・感情に巻き込まれにくくなる
・相手の感情も冷静に受け止められる
こうした変化が、保育の現場での柔軟性や対応力を支えてくれるようになります。
しんどいときこそ、自分の声を聴いてあげよう
人間関係に悩んでいるとき、
私たちはつい「相手を変えよう」としてしまいます。
でも本当に変えられるのは、自分の内側。
まずは、自分の声に耳を傾けて、丁寧に出してあげることが大切です。
今日からできるセルフトークの解放ワーク。
ぜひあなたのペースで始めてみてくださいね。