保育士キャリアアップ研修|初回満足度を高める「ねぎらいの言葉」の力

ホワイトボードの前で講義する講師とそれを聞く受講者たち
目次

押し付けのニュアンスを手放した企画を

前回の記事では、

初回満足度を高めるために、

「MUST(べき)」思考を手放し、

「NEED(必要)」や「WANT(なりたい)」に変換しましょう、と

お伝えしました。

押し付けのニュアンスを持つことなく、

現場の先生たちの「困り事を楽にする」ために、

現場の先生たちの「なりたい姿に近づける」ために、

研修を企画することが求められます。

では、 初回満足度はどれくらいあるとよいのでしょうか。

初回満足度は90%以上を目指そう

あくまでも私の経験値ですが、

初回研修の終了後アンケートを実施して、

満足度が「90%以上」あるとき、

「続けて学びたい」

「他の人にも学ばせたい」

という記述が多く見つかり、

受講者の心を動かすものがあったと判断できます。

こうしたケースでは、

法人の研修担当者さんから、

「またお願いします」と

継続オファーを頂くことがほとんどで、

なおかつ、

2回目以降の研修における、

参加者の受講姿勢に前向きさが見られます。

ですから、初回満足度「90%以上」は、

1つの目安にしてよいのではないでしょうか。

研修参加者が抱える“ためらい”に向き合う

前回の記事にも書きましたが、

研修会場に来た参加者のみなさんは、

研修で現場を抜けることに、

ためらいや戸惑いを感じていることが少なくありません。

仮に参加者の2割がそのような感覚を持っていれば、

会場全体の空気感にも表れてきます。

ここで、初回満足度を高めるために、

外せないポイントがあります。

それは「ねぎらいの言葉」です。

当たり前のようですが、

この「ねぎらいの言葉」をどなたが言うか?

どんな表情で、どんな声色で言うか?

ここで勝負が決まるといっても過言ではありません。

進行役が語る「ねぎらいの言葉」が鍵になる

多くの保育園運営法人では、

研修開始のタイミングで、

進行役の方が「はじめのコメント」をお話されます。

進行役の方が、「はじめのコメント」の冒頭で、

会場にいる職員さんたちに、

「ねぎらいの言葉」をかけるかどうか。

それが伝わるかどうか。

実際に数多くのシーンを見てきた私には、

瞬間的に感じ取れます。

伝わった場合は、

参加者の半分くらいの方が、

うなずいたり、笑みをこぼしたり、

肯定的反応を示してくれます。

コメントを話す方が、

現場の大変さを理解しているかどうか。

職員のみなさんは、即座に読み取っているようなのです。

研修担当者が企画段階から持つべき視点

この記事をお読みのあなたが、

進行役を担うこともあることでしょう。

あるはどなたか適した立場の方に、

最初のコメントを依頼してもよいでしょう。

現場のみなさんは誰もが、

自分たちのがんばりや大変さを

「わかってほしい」

と願っているようです。

ここは絶好のチャンスです。

研修の初回満足度を高め、

研修に前向きな姿勢を持ってもらうために、

冒頭で「ねぎらいの言葉」をかけましょう。

研修を企画する段階から、

「ねぎらいの想い」を持っていれば、

きっと誠実な言葉が発せられると思います。

今後もこのような小さな成功アクションを、

紹介していきますので、 ぜひ続けてお読みくださいね。

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