前回記事のポイントは「ねぎらいの言葉」
前回の記事では、
初回満足度を高めるために、
進行役が語る「ねぎらいの言葉」が鍵になる
と、お伝えしました。
研修開始のコメントの中で、
先生たちの日頃の貢献を「わかろうとする姿」が見えること。
この事は必須事項と言ってもよいと思います。
研修担当者からのねぎらいは参加者の心をほぐす
保育園運営法人さんでは、
研修担当者さんが、採用担当を兼ねていることが多くあります。
また、日ごろから現場へ出向き、
運営サポーターを兼ねていることも多いようです。
そういった方々からのねぎらいの言葉は、
後ろ髪を引かれるように現場を抜けてきた先生たちの、
気持ちをほっと和ませてくれることがあるようです。
満足度を高める鍵は進行役の「終わりのコメント」
満足度90%を実現するために、
今日はもう1つ、進行役にできるアクションを紹介します。
それは「終わりのコメント」です。
研修が終わるときに、
進行役が締め括りのコメントをすることが一般的ですね。
アンケートの案内、事務連絡などをするわけですが、
ここでぜひ「自分が学んだこと」をシェアしてほしいのです。
研修担当者さんの中には、
研修内容を聞かずに、
PCに向かって作業をしている方も多くいらっしゃいます。
私が研修担当者の頃も、
繁忙期にはどうしてもそうしないとならない日がありました。
これは例外として仕方ないと思います。
ただ、できるだけ研修内容に耳を傾け、
受講している保育士さんたちと同じようにワークを行う。
すると、自分にも価値のある気づき、学びが起きるものです。
保育士さんたちにも、
研修スタッフがどんな様子でいるのか?
実はよく見えているようです。
監視ではなく「自分も学ぶ」姿勢が信頼を生む
ですから、
「みんなちゃんと聞いているのか?」といった、
監視の姿勢は絶対にNGです。
そういうマインドは、
前々回の記事でも書いたように、
「MUST(べき)」思考の表れであり、
現場と研修担当部署との信頼関係に影響します。
「監視する」ではなく、
「自分も学ぶ」姿勢でいると、
お互いに「対等性」が生まれて、
場に肯定的影響を及ぼします。
そして「終わりのコメント」の中で、
自分が得た学びや気づきを短くコメントするとベストです。
学びをシェアするコメントが場を一体化させる
私はこれまで進行役の「終わりのコメント」を、
何百回と見聞きしてきました。
参加者の反応は、ポジティブもネガティブもあって、さまざまです。
「自分が学んだこと」が話され、
それが参加者の共感を呼ぶとき、
会場に何ともいえない「一体感」が生まれます。
このことが満足度90%の一端を担っていると、
私は確信しています。
ぜひあなたが進行役を務めるときも、
あなたの学びを言葉にして共有してみてくださいね。
どんな言葉運びがよいのか?
苦手でよくわからないという方には、
私からアドバイスすることも可能です。
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